・進化するサービス
商売の流れは主に3パターンある。
B = Business ( ビジネス )
2 = to
C = Consumer ( コンシューマー )
① B 2 B ⇒ 業者から業者への取引
例 ( 車の部品を部品商から整備工場が買い取るなど )
② B 2 C ⇒ 業者から一般消費者(ユーザー)への取引
例 (オートバックスなどで車の部品を買うなど)
③C 2 C ⇒ 一般消費者同士の取引
例 (バサーでの買い物や友人から車を買うなど)
ここに一つの商売の形が出てくる。それが
【 as a Service アズ・ア・サービス 】である。
as a Service ( 以下 aaS ) とは、インターネットを通して
メーカーが商品として売っていた物をサービスといて提供すること。
例:マイクロソフトの場合
office ( エクセル・ワード等 ) ⇒ PCショップ( 箱売 ) ⇒ 一般消費者
⇩
office ( エクセル・ワード等 ) ⇒ ネットワーク ( 月額制 ) ⇒ 一般消費者
この aaS は 43種類以上のサービスがある。
例:SecaaS( Security as a Service )⇒パソコンのセキュリティーサービス等
NETFLIX や Youtube premieres もこの aaS になります。
・この商売の形を上記の B2B で表すと B 2 B 2 X つまり
B 2 B 2 B ⇒
通信業者 ( NTTなど ) ⇒ 配信業者 ( ネットオークションなど ) ⇒ 整備工場
B 2 B 2 C ⇒
通信業者 ( NTTなど ) ⇒ 配信業者 ( NETFLIX など ) ⇒ 一般消費者
・これからの自動車業界
自動運転が実装されれば、渋滞や事故はほぼ無くなり、バスや
ナビの目的地到着時刻のズレも無くなることでしょう。
何より運転する人間が必要ではなくなります。
そして運転手が必要なくなった時、上記の aaS が入り込んできます。
それが 【 Mobility as a Service 】 である。
直ぐに予想できるのはタクシー業界でしょう。
無人の車があちこちを走り、スマホで予約し目的地に行くようになります。
つまり
B 2 B 2 C ⇒
通信業者 ( NTTなど ) ⇒ 運転業者 ( タクシーやバスなど ) ⇒ 一般消費者
タクシー業界は自動車業界から車を買い、無人自動車を管理し手配する
デスクワーク的な会社になるのではないでしょうか?
当然人件費は大幅に削減できます。そしてその分一般消費者に
より安くサービスを提供できるでしょう。
車は贅沢品でしたが、今現在は手軽な移動手段です。
ですがその維持費は結構な金額になります。
① 2年車検を約10万円として、1カ月約4200円
② ガソリン代が月一回給油として、役7000円
③ 自動車税一番安くて3万円、1カ月役2500円
他にも駐車料金、車庫証明・免許証などお金がかかることはあります。
上記のような自動車サービス業界が、月額1万円で
車乗り放題プランなどを提供すれば一般消費者は車を買わずに
サービスを受けるのではないでしょうか?
いずれにせよ、車が便利になればなるほど人の手はいらなくなり
交通が安定し免許を取得したり車を購入する人は減るでしょう。
将来新車が売れなくなる可能性は十分にありえるのです。
2030年には自動運転は完成するとされています。
何かが進化すると何かが衰退していきます。自動運転が
出来る事で何が無くなっていくのでしょうか?
未来を想像して備える必要があるのかもしれません。